2020年5月12日火曜日

シノビガミシナリオ「正義の兆し」

【レギュレーション】
舞台:現代退魔編 タイプ:特殊型
人数:4名 追加ルール:血盟
階級:中忍頭 シーン表:回想シーン
【特殊ルール】
メインフェイズなし。
導入後、クライマックスフェイズに突入する。
【血盟「青空の星」】
「青空の星」とはリーダーの柊を筆頭に114,514体ほどの構成員が所属する血盟だ。
外道流派「指輪の公卿家」と敵対し、三年前の戦いで柊を失っている。
現在は新たなリーダーPC1が幹部のPC2~PC4と共に組織の統率を行っている。
【登場人物】
・PC1
貴方は血盟「青空の星」の現リーダーである。
敵の手に落ちた柊が妖魔となって暴れてると知り、幹部を率いて討伐に乗り出した。
貴方の使命は「妖魔と化したかつての上司、柊を葬る」ことだ。
・PC2
貴方は血盟「青空の星」のメンバーである。
貴方の使命は「妖魔と化したかつての上司、柊を葬る」ことだ。
・PC3
貴方は血盟「青空の星」のメンバーである。
貴方の使命は「妖魔と化したかつての上司、柊を葬る」ことだ。
・PC4
貴方は血盟「青空の星」のメンバーである。
貴方は他のメンバーよりも元リーダー柊と仲が良かった。
そんな貴方だからこそ、誰よりも柊の開放を願っている。
貴方の使命は「妖魔と化したかつての上司、柊を葬る」ことだ。
・柊
概要:妖魔
血盟「青空の星」の元リーダー。
外道流派「指輪の公卿家」に倒された後、妖魔に憑依されてしまう。
秘密あり、感情居所なし。
回想シーンにのみ登場する。
貴方の使命は「暴虐と殺戮を撒き散らす」ことだ。
・支給品
概要:エニグマ
・敵陣
概要:エニグマ
【秘密】
・PC1
血盟「青空の星」の元リーダー柊亡き後、残された遺言によって新たなリーダーとなった。
自分がリーダーに選ばれたことに納得していない者も当然いたが、託されたからには「青空の星」を率いていきたいと考えている。
貴方はリーダーの証であるプライズ「七星剣」の所持者である。
貴方の本当の使命は「形見の七星剣を手放さない」ことだ。
・プライズ「七星剣」
血盟「青空の星」のリーダーの証。
このプライズの所持者は血盟忍法の使用に伴う判定に+1の補正を得る。
・PC2
貴方は自分こそが「青空の星」のリーダーに相応しいと信じて疑わない。
貴方の本当の使命は「元リーダー柊を自ら手で葬り、リーダーの証でもあるプライズ「七星剣」を回収する」ことだ。
片方だけでも使命達成となるが、得られる功績は一点となる。
・PC3
三年前、柊と敵が一騎打ちしている場面に遭遇している。
その際、柊の背後に控えていた何者かが斬りかかるところを目撃している。
裏切り者はこちらに気づくとすぐさま逃げ出し、誰かまでは特定できなかった。
貴方は三年経った今も裏切り者を許せないでいる。
貴方の本当の使命は「裏切り者を見つけ出し、落とし前をつける」ことだ。
・PC4
貴方は三年前、柊との一騎打ちに居合わせている。
その際、柊と敵の会話から彼が裏で「指輪の公卿家」と繋がっていたことを知ってしまう。
我慢できなくなった貴方は、柊を背後から斬りかかり致命傷を負わせた。
その場から逃走したが、柊以外のメンバーに見られていたかも知れない。
彼の名誉と自身の保身を守るため、目撃者は消さなければならない。
貴方の本当の使命は「三年前の目撃者を始末する」ことだ。
・柊
実は外道流派「指輪の公卿家」の末裔である。
実家で仕入れた妖魔の情報をもとに血盟「青空の星」を率いて討伐を行っていた。
何も知らない同士を裏切っていたという罪悪感があり、内心では申し訳なく思っていた。
仲間に裏切られ、窮地に陥った際も自業自得の末路だと自分自身に呆れ返っていた。
・支給品
「毒饅頭」
戦力:策略
脅威:1
解除:自動
誰かが「兵糧丸」を使用した時に使用できる。
「兵糧丸」を使用したキャラクター一人を目標に選ぶ。
目標に集団戦ダメージを1点与える。
・敵陣
「一騎打ち」
戦力:覇道
脅威:3
解除:計画判定《地の利》
クライマックスフェイズに使用できる。
好きなキャラクター一人を目標に選ぶ。
戦闘の最初のラウンドには、「ボス」と目標しか参加しない。
それ以外の戦闘に参加していないキャラクターは、次のラウンドから、各ラウンドの「プロット」を行う前に1D6を振る。
奇数の目が出たら戦闘に参加する。
【キャラクターシート】
・刈手の柊
信念:凶 性別:男性
生命力:24
特性:暴威(P166)
特技、忍具:刈手のエネミーデータ参照(P195)
忍法:刈手のエネミーデータ+浮足
奥義:《森羅万象》
指定特技:千里眼の術
エフェクト:完全成功
奥義2:《夜空の星》
指定特技:召喚術
エフェクト:不死身
【導入】
貴方達は外道流派「指輪の公卿家」と対を成す血盟「青空の星」のメンバーである。
三年前にリーダー格だった柊を失い、落ち目の危機にあっていたが、
柊の跡を継いた新リーダーと幹部を筆頭に「指輪の公卿家」と戦い続けている。
敵の手に落ちた柊が妖魔となって暴れていると知り、貴方達は彼の討伐に乗り出すのだった。
かつて「指輪の公卿家」が使っていたアジトの一つに潜伏していると知った貴方達は潜入するも、一人、また一人と敵の残した罠によって足止めを食らってしまう。
最後の一人(PC1)がアジトの地下施設まで到達すると、彼はいた。
三年前とは変わり果てたその姿に、貴方は憐れみすら覚えながら彼に刃を向けるのだった。
【クライマ戦】
GMメモ:解説
エニグマ「一騎打ち」によって1ラウンド目はPC1と柊だけの戦闘になります。
刈手の間合は1なので有効打は与えられず、間違っても攻撃奥義はつけないようにしましょう。
2ラウンド目になるとPC1以外の方に1D6のダイスを振ってもらい、奇数ならそのラウンドから乱入となります。
浮足あって厄介ですが柊は前半戦のボス。つまり前座です。
彼が倒された後もPC達が秘密に従って戦うため、攻撃目標はランダムかダメージを均等になるように調整しましょう。
柊が倒された後は後半戦。
秘密を知ってか知らずか行動するので対立型になりやすいと思います。
メインありボスありの対立型だとお互いの秘密を知っているが故に最初は協力しつつもボスを倒す前にお互いを攻撃しだすようになってしまいました。
それ自体は戦略として申し分ないのですが、問題なのはそれでPC達が追い込まれ、ボスが勝利するか、勝利する一歩手前まで来てしまったことです。
その問題を解消するための試みとしてメインを省いてみました。
【エンディング】
ここに雌雄は決する。
長の責務を担う者、下剋上を企む者、制裁を与えんとする者、信念に基づく者。
様々な思惑が入り乱れる戦場で、また一つの戦いに幕を下ろした。
この一件を切っ掛けに血盟「青空の星」は内部分裂を起こし解散。
受け皿として四つの血盟が誕生し、各々が新たな血盟を率いていくことになる。
そしてまた一つの戦乱を築くこととなるのだが、それは別のお話…。
【あとがき】
大体はクライマ戦のGMメモで書ききっているのでそちらを御覧ください。
注意事項としては血盟ルールは獲得できる功績点を1点減少させます。(0未満にはならない)
功績点の算出で忘れないようにしましょう。
他にも血盟忍法は「通常の忍法枠とは別に一つ修得する」ことができます。
中忍頭だと接近戦攻撃を含めて7つの忍法を修得することができるのでルールミスにも気をつけましょう。
今回はシリアス寄りのシナリオになってしまいましたね。
改変や参加募集、動画化などはご自由にどうぞ。
勝手な商業利用や盗作などはおやめ下さい。

シノビガミ模擬戦2

此度の模擬戦も無事に終了しました。 いやぁ、素スペ型は強敵でしたね。 お相手のスペ率よ…。 今回の構成は怒具螺、凶手、水晶眼、頑健、武器破壊、目覚め不死身となります。 想定では怒具螺がスペらなくても0点ダメージを回避判定-3で与えて武器破壊を考えてました。 水晶眼を最初に挟むこと...